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商品説明
韓国では、長い間、軍事独裁体制がしかれ、労働運動もすさまじい弾圧のなかで闘われた。一九七〇年十一月十三日、全泰壹(チョン・テイル)は幼い労働者たちの待遇改善を求めて、わが身に火を放ち抗議の叫びをほとばしらせた。そして母、李小仙(イ・ソソン)はその日から息子の遺志を引き継ぐため、同じ境遇にあえぐ労働者たちと共に歩み始めた。幾度となく投獄され、拷問を受けても、生涯を彼らとともに闘い、生きぬいた...。本書はルポ作家、呉道〓(オ・ドヨプ)が二年間にわたり、ともに暮らしながら掘り起こした、彼女の八十一年の生涯の記録であり記憶である。韓国の労働運動・民主化運動の精神的支柱となったオモニ・李小仙の生きる姿と思いは、私たちに希望と感動を与えてくれる。
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収録内容
1 | 第1部 貧しかった日々、固い絆―1945年8月‐1970年10月 |
2 | 第2部 炎の痕から立ち上がる人々―1970年11月‐1971年9月 |
3 | 第3部 暴圧の闇夜―1971年4月‐1978年8月 |
4 | 第4部 大路に躍り出た人たち―1979年10月‐1986年5月 |
5 | 第5部 美しき出会い―1986年8月‐2008年11月 |
6 | 第6部 李小仙、幼い頃に―1929年12月‐1945年8月 |