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商品説明
日本庭園、和食、茶の湯など、日本の古きよき文化はいずれも美しく、世界の憧れ。こうした美の根底にあるのが、禅だ。禅では、ムダをそぎ落としたもの、移ろいゆくもの、未完成のもの、慎ましやかなものを美しいとしており、西洋の価値観とは真逆。禅僧であり、「禅の庭」を多数手がける庭園デザイナーでもある著者は、日本人が、独自の美の楽しみ方を知っていると説く。「いびつな茶器」「石ばかりでできた庭」「一輪だけ挿した花」「水鉢に映る月」などを愛でるのは日本的。日本人が古来持つ美的センスを再確認する一冊。
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収録内容
1 | 第1章 外国から見たときの、日本の圧倒的な美しさとは(なぜ私の仕事が海外から求められるのか |
2 | スティーブ・ジョブズも、ビル・ゲイツも、禅に傾倒していた ほか) |
3 | 第2章 まわりにある日本の美を再確認すべし(食のシーンは、四季を感じるのにベスト |
4 | 食材の「添え物」には、日本人の知恵が詰まっている ほか) |
5 | 第3章 「禅の美」とは何か(京都の庭はなぜ美しいのか |
6 | 日本の庭は「おもてなしの心」からできている ほか) |
7 | 第4章 日本人の「心」とは(日本人は、死後に「無形のもの」を受け継いできた |
8 | 古きよき風景を、子どもや孫に語り伝える。それだけでも日本の力になる ほか) |