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商品説明
我思う故に我在り。―この有名な文で知られるデカルトは、彼以前なら「魂」と言われ、以後ならば「主観」と言われるところを「私」と語ることによって、画期的な哲学を切りひらいた。あらゆる世俗の思想を根こそぎにし、その独我論から「賢者の倫理」に至ろうとしたデカルト哲学をスリリングに読み直し、現代的課題とも切り結ぶ、醍醐味あふれる一冊。
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収録内容
1 | 序章 思想を捨てる |
2 | 第1章 離脱道徳―精神的生活と世俗的生活 |
3 | 第2章 懐疑―世俗的生活からの脱落 |
4 | 第3章 死にゆく者の独我論 |
5 | 第4章 哲学者の神 |
6 | 第5章 最高善と共通善―宗教の可能性 |
7 | 第6章 賢者の現存―善く生きること |
8 | 終章 魂の不死、私の死 |