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商品説明
今日なお難民の発生は頻発し、恒久的解決の道もまた遠い。だが、人道上も安全保障上も放置が許されぬこの問題については、様々な国際協調が試行されてきている。20世紀初頭から現在に至るまでの、多様なアクターによる難民ガバナンスの歴史と、欧州、東南アジア、アフリカにおける難民問題の現状を詳説しつつ、対立する利害を調整する活発な国際機構・地域機構の活動など問題解決の方途を考察した本格的研究。
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収録内容
1 | 第1部 難民問題をめぐる国家間協調(重層化する難民ガバナンス |
2 | 難民ガバナンスへの理論的アプローチ) |
3 | 第2部 国際的な難民ガバナンスの形成と発展(冷戦期の難民ガバナンス―国家主導型ガバナンスとUNHCRの役割 |
4 | ポスト冷戦期の難民ガバナンス―UNHCR主導によるガバナンスの拡充) |
5 | 第3部 地域的ガバナンスの勃興(ヨーロッパ―EC/EUにおける排他的難民ガバナンスの構築 |
6 | 東南アジア―ASEANを用いた協調と重層的ガバナンスの戦略的利用 |
7 | アフリカ―AU・ECOWASにおける域内協調の模索) |
8 | 重層化する難民ガバナンスのゆくえ |