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商品説明
“遅れてきたことの特権”とは何か。地縁の祭りが結ぶ都市の新たな共同性。島津氏発祥の地、宮崎県都城市の夏を彩る六月灯・おかげ祭り・祇園様。成長する自発的な地域活動のなかで、利己主義はどのように相互主義へ転回するのか。停滞と同一性に抗する地方都市の論理と持続力を、重層的に描き出す。
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収録内容
1 | 序章 本書の目的と方法 |
2 | 第1章 小盆地宇宙の地方都市 |
3 | 第2章 地方都市型コミュニティ論からの示唆 |
4 | 第3章 都市祝祭論へのアプローチ |
5 | 第4章 近隣祭りの持続と変容―「六月灯」の事例分析 |
6 | 第5章 自発的な地域活動の成長要因―「おかげ祭り」の事例分析 |
7 | 第6章 伝統的都市祝祭の伝承―「祇園様」の事例分析 |
8 | 第7章 地縁的な共同性形成の論理 |
9 | 補章 本書の提言と示唆 |