商品説明
宮崎アニメに繰り返し描かれる圧倒的な破局と、それを何度も超えていく子どもたちの躍動。宮崎アニメで育ち今や中年となった著者が、我が子とともに再び宮崎アニメを見つめる中で、そこに込められた宮崎駿の絶望と希望に向きあう。ジブリ中期以降の「飛翔から変身への変化」の背景にある、宮崎駿の抱く時代への危機感とは何か。家族・自然・労働・日本...物語に埋め込まれた想いを、全キャリアを詳細にたどり浮き彫りにする渾身の作家論。
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収録内容
| 1 | 序章 宮崎駿にとってアニメーションとは何か―ジブリ前史まで |
| 2 | 第1章 子どもと神々―『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』 |
| 3 | 第2章 成熟と零落―『魔女の宅急便』『紅の豚』 |
| 4 | 第3章 廃墟と複製(ジブリとディズニーと神々の王国)―『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』 |
| 5 | 第4章 家族と爆発―『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』 |
| 6 | 第5章 遺言と新生―『風立ちぬ』と「その先」をめぐって |
| 7 | 第6章 神々の物語のために―『風の谷のナウシカ』を産み直す |
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