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商品説明
名作『氷点』をわかりやすく解説しながら、「人間が人間として人間らしく生きることの難しさと素顔らしさ」に迫っていく。三浦文学館特別研究員による、初の評論集。
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収録内容
1 | 三浦綾子を読む鍵―『道ありき』が語るもの |
2 | 『氷点』はこうして生まれた |
3 | 冒頭から読む“原罪”の森の文学 |
4 | 「汝の敵を愛せよ」と啓造の苦悶 |
5 | 佐石土雄とルリ子の物語―三浦文学の原風景 |
6 | 洞爺丸事件が語る『氷点』の核心 |
7 | かけがえのないものを求めて―『嵐が丘』と正木次郎 |
8 | 徹―たったひとりの兄の愛と罪 |
9 | 夏枝―美という偶像 |
10 | 村井靖夫と松崎由香子―ねじれた愛の行方 |
11 | 陽子―清さと淋しさの道 |
12 | 陽子の遺書―“ゆるし”への希求の始まり |
13 | 高木と辰子―それぞれの『氷点』の物語 |
14 | おわりに |