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商品説明
昭和一〇年東京生まれ、子供の頃から寄席藝・芝居・映画に親しんできた著者が、自分史と重ねて綴る昭和の演藝史。長年にわたる藝能資料研究の成果を活かし、落語・漫才から軽演劇まで広く網羅。さまざまなエピソードも織り込み、藝人・役者・興行師らの生きざまや、当時の世相までも鮮やかに浮かび上がらせる。藝を愛し、知り尽くした著者の筆は、昭和の藝の魅力を活き活きと描きだし、読み物としても味わい深い。慶應義塾大学久保田万太郎記念講座での講義をもとに書き下ろし。
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収録内容
1 | 寄席との出会い |
2 | 関東大震災と風俗革命 |
3 | 落語の爛熟と名人伝説 |
4 | 東西文化の成立と寄席事情 |
5 | 寄席の企業化と吉本興業 |
6 | 万歳に曙光 |
7 | 漫才誕生 |
8 | ラジオの時代 |
9 | 浅草パラダイス |
10 | 丸の内アミューズメント |
11 | 有楽町の陸の竜宮 |
12 | エノケン・ロッパの時代 |
13 | 銃後の演藝 |
14 | 銃後の引抜き騒動 |
15 | 空襲のなかで |
16 | 廃墟からの出発 |
17 | 占領下の自粛と接収 |
18 | 東京喜劇の興亡 |
19 | 志ん生・文樂 |
20 | 藝の行方 |