本/雑誌
ターミナル・ビギニング アメリカの物語と言葉の力
吉田廸子/ほか著 中村亨/編著
3300円
ポイント | 1% (33p) |
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発売日 | 2014年06月発売 |
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商品説明
現代社会のアクチュアルな問題を、物語の批評を通じ深く掘り下げる論文集。小説におけるマイノリティの問題を扱う第一部と、映画・文化産業が生み出す物語を考察の対象とする第二部から成る。アメリカ文学者・吉田迪子の思想を特徴づける代表的論考二篇を収録。
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収録内容
1 | 第1部 響き合う小説の言葉(近代と対峙するコスモロジー―モリスンと石牟礼道子の世界 |
2 | フォークナーの反逆的後継者としての中上健次 |
3 | 父の認知を求める混血児―「父と息子」と『アブサロム、アブサロム!』 |
4 | シャーウッド・アンダソンとジーン・トゥーマー―視線の暴力をめぐる、テクスト間の対話 |
5 | 危険なる仮装―ネラ・ラーセンの「サンクチュアリ」と剽窃疑惑 |
6 | 「黒い」主人、「白い」奴隷―「ベニト・セレノ」における反乱の意味 |
7 | 戦争・哀悼・国家―アメリカ再考の物語としてのウィリアム・フォークナーの『寓話』とトニ・モリスンの『ホーム』 |
8 | アイデンティティと階級の相克を越えて―チャンネ・リーの『ネイティヴ・スピーカー』はネオリベラル小説か) |
9 | 第2部 映像と物語の可能性(映像の近代時間―効率と映画の一考察 |
10 | ナブコフの『闇のなかの笑い』と映画 |
11 | 非アメリカ的な「夢」と前衛映画と抵抗と―第二次世界大戦前後のアナイス・ニン |
12 | 戦うプリンセスたちの挑戦―プリンセスと戦う女性と女性ゴシックの関係 |
13 | 冷戦期のある「夫婦」の物語―レナード・バーンスタインの『タヒチ島の騒動』をめぐって) |
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