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村落伝承論 『遠野物語』から

三浦佑之/著

2860円
ポイント 1% (28p)
発売日 2014年06月発売
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仕様

商品番号NEOBK-1680642
JAN/ISBN 9784791767984
メディア 本/雑誌
販売青土社
ページ数 340

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

山には人間味あふれる神が宿り、里には山男おりきたり、闇夜には得体のしれぬ何者かが棲んでいる―古代の人びとは共同体のなかで、さまざまな物語を語り継いできた。そこでは、いかなる言葉と表現で、何が語られているのか。国家や制度からこぼれ落ちた人びとに一貫して眼を向け、その実相を掘り起こす考究を続けてきた著者が、柳田国男の『遠野物語』を出発点に、神話と説話の実相にせまる。およそ70頁にわたる最新成果を、大幅に増補。

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    収録内容

    1 伝承としての村落
    2 第1部 村落共同体の伝承(村建て神話―始まりはどう語られるか
    3 鎮座由来譚―花盗みと夢
    4 神隠しと境界―封じ込められる神
    5 伝承の方位―村落は何を語るか)
    6 第2部 事実譚の表現構造(慈母―母はどう語られるか
    7 証人―狼との一騎打ち
    8 証拠―田植えを助ける神
    9 血筋―嬰児殺し
    10 狂気―家を背負う父親)
    11 第3部 『遠野物語』の深みへ―『村落伝承論』拾遺(柳田国男の目覚め―『後狩詞記』と『遠野物語』
    12 『遠野物語』の構想と夫鳥の話
    13 楽を奏でる土地―笛吹峠の起源譚
    14 瓜子姫の死
    15 『遠野物語』にみる動物観―人からの距離)

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