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商品説明
律令国家体制の確立を担った二人の君主、天武と持統は、中国で唐王朝が成立し、朝鮮三国の抗争が新羅による統一で決着する東アジアの激動期に、卓越した指導力を発揮して、機構による支配への道を切り開いた。白村江での敗戦、壬申の乱勝利という大きな戦いの影を引きずりながら、律令編纂、官人制の樹立、都城の形成、さらに「天皇」号の確立、「日本」国号の制定へと、新しい国家の形をつくりあげた夫妻の足跡を、時代のなかに位置づけ、たどっていく。
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収録内容
1 | 大君は神にしませば |
2 | 1 壬申の乱と軍国体制(大海人の立場 |
3 | 壬申の乱 ほか) |
4 | 2 律令編纂と支配体制(近江令から大宝律令まで |
5 | 氏の再編 ほか) |
6 | 3 飛鳥の宮から藤原京へ(重層する飛鳥「岡本」の宮 |
7 | 酒船石遺跡と石神遺跡 ほか) |
8 | 4 王位継承方式の模索(群臣推戴と先帝遺詔 |
9 | 吉野誓盟から持統の権力掌握まで ほか) |
10 | 歴史書の編纂と国際認識 |