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小林秀雄とその戦争の時 『ドストエフスキイの文学』の空白

山城むつみ/著

2530円
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発売日 2014年07月発売
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仕様

商品番号NEOBK-1695121
JAN/ISBN 9784103359913
メディア 本/雑誌
販売新潮社
ページ数 309

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

自ら従軍記者を志願してまで、あの「戦争の時」に深く食い入り、かつて、ドストエフスキーが触知せざるを得なかった「時代」への苦悶に、まざまざと感応した小林秀雄―。中原中也、保田與重郎、武田泰淳、等々の周到な「補助線」を引きながら、文学の徒として「書く」ことの切実な「実存」を精緻に析出させてゆく長編論考。

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    収録内容

    1 序章 回帰する一八七〇年代―「「悪霊」について」
    2 第1章 一九三八年の戦後―「杭州」と「蘇州」
    3 第2章 日本帝国のリミット―「満洲の印象」
    4 第3章 世界最終戦争と「魂の問題」―「「カラマアゾフの兄弟」」
    5 第4章 「終戦」の空白―『絶対平和論』と「マチウ書試論」
    6 第5章 戦後日本からの流刑―「「罪と罰」について」
    7 第6章 復員者との対話―『野火』と『武蔵野夫人』
    8 終章 戦後日本への復員―「「白痴」について」

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