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商品説明
1942年3月2日、ジャワ・スラバヤ沖海戦のあと、海上には撃沈された多数の連合軍将兵が漂流していた。潜水艦攻撃の危険が残る戦闘海域であったが、駆逐艦「雷」の工藤俊作艦長はただちに停船し、自艦の乗組員数をはるかに上回る422名もの英軍将兵を救助する。まさに海の武士道が発揮された瞬間だった。世界海戦史上でも稀な決断実行だったが、これまでほとんど語られることはなかった。著者は存命の日英の当事者を執念を持って探し出し、当時の状況を本書で鮮やかに再現。歴史の帳に埋もれていた数々の事実を明かした話題の書である。
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収録内容
1 | 序章 日英海軍のきずな |
2 | 第1章 工藤俊作の生い立ち |
3 | 第2章 海軍兵学校 |
4 | 第3章 日米間に暗雲 |
5 | 第4章 対米英戦争の序曲 |
6 | 第5章 開戦 |
7 | 第6章 スラバヤ沖海戦 |
8 | 第7章 駆逐艦「雷」の最期 |
9 | 終章 敗戦後の工藤 |