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商品説明
長州の政治家血族として生を享け、少壮官僚として39歳で満州経営に乗り出す。A級戦犯容疑で巣鴨プリズンに3年間拘留されたのち一気に政治の世界を上り詰めた。59歳で保守合同後初の自民党幹事長、翌年第56代首相に就任し60年安保改定を単身闘った。口癖は「金は濾過して使え」。情と合理性と強かさを備えた昭和の傑物を描くノンフィクション。
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収録内容
1 | 序章 南平台の家―「六〇年安保」の渦中で |
2 | 第1章 長州の血族―繁茂する佐藤家と岸家 |
3 | 第2章 満州の天涯―縦横無尽、私服の「経済将校」 |
4 | 第3章 東条英機との相剋―悪運は強いほどいい |
5 | 第4章 巣鴨拘置所での覚悟―「踊る宗教」北村サヨの予言 |
6 | 第5章 CIA秘密工作と保守合同―冷戦を武器に接近したダレス |
7 | 第6章 不退転の決意、安保改定の夜―情けあるなら今宵来い |
8 | 第7章 絢爛たる晩節―憲法改正の執念、消えず |
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