リベラルじゃダメですか? (祥伝社新書)
香山リカ/〔著〕
香山リカ/〔著〕
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商品説明
昨今、ネット上では中国・韓国を批判する書き込みが目立ち、排外的なヘイトスピーチも問題となった。加えて安倍政権による集団的自衛権の行使容認が決まり、一連の動きを日本の「右傾化」と見る向きは多い。その背景には、単に「保守派」「タカ派」の影響力が増しているだけでなく、リベラル派の衰退がある。彼らの影が薄くなった要因は、他ならぬリベラル派自身にあるのではないだろうか。端的に言えば、リベラル派は「嫌われている」のだ。「自由・平等・公平」の実現を目指すリベラル派が、なぜ支持を集めることができないのか。リベラル派を自認する著者が、自戒を込めてその理由と対策を探る。
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収録内容
1 | 第1章 リベラル派は嫌われている?(「リベラルった何だ」という問題を考えるきっかけ |
2 | 罪を犯した精神障害者をどう扱うかという問題 |
3 | 立ち消えになった「処遇困難病棟」案 |
4 | 九〇年代初頭と現在との大きな違い |
5 | 報じられることのなかった、秘密保護法案成立への動き |
6 | 誰かが気づくかもしれないという思い |
7 | 無力になったリベラル派の意見 ほか) |
8 | 第2章 「純血主義」で分裂するリベラル派(小泉元首相の「原発ゼロ宣言」 |
9 | 脱原発の「理由」は重要ではない |
10 | 一点突破ができないリベラル派 |
11 | 「純血主義」があらわになった二〇一四年の都知事選 |
12 | 負けグセのついてしまったリベラル派 |
13 | リベラル派に生まれた疑心暗鬼 |
14 | 一矢報いるためには何が必要か ほか) |
15 | 第3章 「ポジナショナリズム」の時代(グーグルの「サジェスト汚染」による被害 |
16 | ファンレターの何十倍も届く批判の手紙 |
17 | 「反日」のリベラル派はいるのか |
18 | 二〇〇〇年代になって高まってきたナショナリズム気分 |
19 | 橋下現象から安倍現象へ |
20 | 橋下氏と石原氏の日本維新の会が分裂した理由 |
21 | 安倍氏よりも橋下氏のほうが、まだマシ ほか) |
22 | 第4章 リベラル派が生き残るには(「私がすばらしくあるために、国がすばらしくなければならない」 |
23 | 「新自由主義」という手強い敵 |
24 | 「売れれば良い」でも「売れなくても良い」でもなく |
25 | リベラル派は清貧でなくてはならないのか |
26 | 清貧思想がリベラル離れを加速する |
27 | 福田和也氏の不満 |
28 | 左翼は貧乏くさいのか ほか) |
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