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商品説明
本書は、現代の金融の諸問題を包括的に捕らえつつ、金融の理論、政策、歴史、制度、実務などの基本的側面を平易に解説することを目的としている。そのために、本書の構成は3部から成っている。第1部は金融システムに関する部分であり、金融の定義と概念、日本の金融機関と金融市場、貨幣需給の理論と実際などが平易に解説されている。第2部は金融と経済理論に関する部分であり、最初のミクロ経済学による金融分析の諸理論、次いでマクロ経済学と金融の関係についての諸理論が学説史的に解説される。そして、最後に、ミクロ経済学的金融分析の成果である金融資産のプライシング理論を基礎にして、1970年代以降急速な発展を遂げた金融デリバティブ取引の理論と実際が論じられる。