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商品説明
「これながいきの薬ある。のむよろしい。」この台詞から中国人を思い浮かべる人は多いだろう。だが現実の中国人は今、こんな話し方をしない。近代の日中関係のなかでピジンとして生まれたことばは創作作品のなかで役割語としての発達を遂げそれがまとう中国人イメージを変容させつつ生き延びてきた。前著『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』から十一年を経て“アルヨことば”をめぐる歴史の旅があらたに始まる。
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収録内容
1 | 序章 “アルヨことば”にまつわる疑問 |
2 | 第1章 宮沢賢治は「支那人」を見たか |
3 | 第2章 横浜ことばとその時代 |
4 | 第3章 “アルヨことば”の完成 |
5 | 第4章 満洲ピジンをめぐって |
6 | 第5章 戦後の“アルヨことば” |
7 | 終章 「鬼子」たちのことば |
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