著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
名前に権力者と同じ文字を使うことができなかった中世社会。将軍は、公家衆に名前の一部を授けたり擬制の親子関係を結ぶことで、朝廷との関係をいかに強化しようとしたのか。名前をめぐる権力と政治状況を解き明かす。
関連記事
収録内容
1 | 名前をめぐる政治と権力―プロローグ |
2 | 古代・中世前期の命名と権力(天皇・貴族の命名と権力 |
3 | 武家の命名と権力 |
4 | 清和源氏と足利氏) |
5 | 将軍権力の確立―足利尊氏~義満期(将軍の実名敬避と公家衆・僧衆に対する偏諱授与 |
6 | 家門安堵と偏諱・猶子 |
7 | 将軍子弟の門跡寺院入室) |
8 | 将軍権力の専制と動揺―足利義持~義尚期(偏諱授与の展開 |
9 | 将軍家と公家のはざま―将軍猶子の門跡寺院入室 |
10 | 将軍権力の動揺と朝廷・公家衆の動向) |
11 | 将軍権力の分立と抗争―足利義材~義昭期(将軍偏諱に対する意識の変容 |
12 | 将軍権力と天皇権威の展開 |
13 | 将軍と天下人) |
14 | 室町将軍の権力と権威―エピローグ |
close