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商品説明
作家たちは近代といかに向きあったのか―。言葉をとおして世界にかかわり、近代の諸問題に取り組もうとした二十世紀イギリスの作家たち―D.H.ロレンス、レイモンド・ウィリアムズ、ドリス・レッシング、ジョン・ファウルズ―の批評意識を、「読むことの系譜」から明らかにする。それは、文化と社会の根本にかかわる近代の「長い革命」(ウィリアムズ)のひとつの系譜でもあるのだ。
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収録内容
1 | 第1章 価値評価、連続性、反復―D・H・ロレンスからニューレフトへ |
2 | 第2章 二元論とその脱構築―「プロシア士官」と『羽毛ある蛇』におけるロレンスの思想体系 |
3 | 第3章 ジョン・ファウルズとロレンス―『ダニエル・マーティン』におけるインターテクスチュアリティ |
4 | 第4章 読みと批評―初期レイモンド・ウィリアムズの文化論 |
5 | 第5章 ドリス・レッシングの戦略―『黄金のノート』における読むこと、書くこと、感情 |
6 | 第6章 幽霊とは何か?―『ダニエル・マーティン』における読むことと書くことのアレゴリー |