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商品説明
「二〇四〇年までに全国の市町村の半数が消滅する」とぶちあげ、「すべての町は救えない」と煽って衝撃を与えた日本創成会議の「増田レポート」。だがその警鐘にこそ、地方を消滅へと導く罠が潜んでいる。「選択と集中」などという論理を振りかざす本当の狙いは何か。「棄民」への政策転換がなされたように見せかけているのはなぜか。限界集落問題が「つくられた」ことを示して話題となった社会学者が、増田レポートの虚妄を暴き、地方を守るために必要な論理と、再生に向けた道筋を示す。
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収録内容
1 | 序章 地方消滅ショック |
2 | 第1章 人口減少はなぜ起きるのか |
3 | 第2章 地方消滅へと導くのは誰か |
4 | 第3章 「選択と集中」論の危うさ |
5 | 第4章 多様なものの共生へ |
6 | 第5章 「ふるさと回帰」は再生の切り札になるか |
7 | 第6章 持続する制度を生み出す |
8 | 終章 新しい社会を選べるか |