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商品説明
「戦没者を追悼し平和を祈念する日」制定が閣議決定されたのは、敗戦から三十七年が過ぎた一九八二年四月十三日である。その編成プロセスを新聞の「玉音写真」、ラジオのお盆中継、学校教科書の終戦記述から徹底検証したメディア史研究の金字塔。世界のVJデイ(九月二日)と向き合い、戦争と平和を論じるため、新たに三篇を増補。
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収録内容
1 | 序章 メディアが創った「終戦」の記憶 |
2 | 第1章 降伏記念日から終戦記念日へ―「断絶」を演出する新聞報道 |
3 | 第2章 玉音放送の古層―戦前と戦後をつなぐお盆ラジオ |
4 | 第3章 自明な記憶から曖昧な歴史へ―歴史教科書のメディア学 |
5 | おわりにかえて―戦後世代の「終戦記念日」を! |
6 | 補論1 「八月十五日」の民意 |
7 | 補論2 「八・一五革命」再考 |
8 | 補論3 「九月ジャーナリズム」を提唱する |