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商品説明
小説ふうの小説からはずれた奇怪な、奇蹟の小説。1851年に出版されたハーマン・メルヴィルの代表作『白鯨』。同時代の読者から敬遠されながらも、いまもなお読み継がれる世界文学の金字塔。その作品の秘密に迫る。
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収録内容
1 | 1 一九世紀の文学と思想のなかに置いた『白鯨』(パラドクシア・アメリカーナ |
2 | 散乱する破片―誰が『白鯨』を傑作にしたのか |
3 | 沈黙のバルキントン―『白鯨』と南部の幻) |
4 | 2 二〇世紀の文学と思想のなかに置いた『白鯨』(一九二〇年代のメルヴィル・リヴァイヴァル再考 |
5 | 棄子の夢 |
6 | たかが名前、されど―『白鯨』の不在の中心としてのピーコッド族) |
7 | 3 『白鯨』を二一世紀の文学と思想のなかに置く(『白鯨』にアニミズムを見る―二一世紀に『白鯨』を読むこころみ |
8 | 無窮とマニ教―メルヴィルの痕跡) |
9 | 4 世界文学のなかに置いた『白鯨』(白鯨の迷宮のごとき模様 |
10 | 海と陸の間のレヴィアタン―『白鯨』をめぐるドイツ的事情について |
11 | 「驚くべき精度にして生き写しの」理想の鯨を追求するメルヴィル) |