商品説明
「群像」新人賞受賞の気鋭の評論家が真っ向から三島由紀夫に向き合う。三島の物語に寄り添いつつ、
突き放して俯瞰するという視点から浮かび上がる「小説家」。
三島由紀夫の人間と時代を現代から投射する画期的評論。
突き放して俯瞰するという視点から浮かび上がる「小説家」。
三島由紀夫の人間と時代を現代から投射する画期的評論。
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収録内容
1 | 成長の意味(初期作品の性質) |
2 | 小説の最初の主導的主題としての倒錯(『仮面の告白』) |
3 | 生の美的・倫理的思想の発生(『禁色』他) |
4 | 小説の新たな主導的主題としての犯罪(『金閣寺』他) |
5 | 他人の生への渇望(『鏡子の家』他) |
6 | 言葉と行為の対極性(『太陽と鉄』) |
7 | 対極性の思想と天皇制(三島の「政治文書」) |
8 | 言語表現の最終完結性とその限界(『小説とは何か』) |
9 | 言語表現の完結性の検証としての『豊饒の海』 |
10 | 対極性の最終局面(『暁の寺』) |
11 | 三島における小説言語の終焉(『天人五衰』他) |
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