商品説明
STAP細胞騒動は、現代科学がきわめて重大な問題に直面していることを明るみに出した。いま科学は実利と倫理の間で引き裂かれ、本来のありようから大きく逸脱しているのではないか?長年、生命倫理の研究と政策論議に携わってきた著者が、科学の必要性と妥当性に立ち返り、根底から立て直すための道筋を示す基本の書。
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収録内容
1 | 序章 STAP細胞問題から考える科学と社会の関わり方 |
2 | 第1章 研究倫理の基本―科学する欲望にどう向き合うか |
3 | 第2章 生命倫理とは何か―日本のこれまでの歩みと今後の課題 |
4 | 第3章 研究倫理の応用問題―再生医学、人工生命研究から宇宙での研究まで |
5 | 結章 生命の科学の拠りどころ―成熟への道筋 |
6 | 付論1 生命科学と生命倫理のもう一つの接点―脳死論議と生命観の基礎としての免疫学再考 |
7 | 付論2 人間の欲望を軸にした臨床医学論の構想 |
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