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商品説明
明治はじめに誕生し、敗戦後に廃止された華族という階級は、どのような存在だったのか。公家華族と勲功華族の違い、東條英機の爵位への憧れ、赤化華族事件やスキャンダル、そしてとくに影響力をもった西園寺公望、牧野伸顕、近衛文麿、木戸幸一それぞれの苦脳と選択。華族たちの軌跡を追い昭和史の空白部分をさぐる第六集。
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収録内容
1 | かつて日本に存在した「華族」という階級 |
2 | 近代日本史が凝縮した学習院初等科を訪ねて |
3 | 乃木、山梨勝之進、軍人出身の歴代学習院院長たち |
4 | 開戦と敗戦に立ち会った二人の枢密院議長 |
5 | 華族の監督者、宗秩寮総裁・木戸幸一 |
6 | 二・二六事件と木戸の段階的華族廃止計画案 |
7 | 大久保利通、牧野伸顕、吉田茂の系譜 |
8 | 西園寺公望と近衛文麿の暗闘 |
9 | 日米開戦を決定づけた昭和十六年十月十二日の荻外荘会談 |
10 | 「天皇機関説」排撃の先陣をきった貴族院 |
11 | 最後の元老・西園寺公望、坐漁荘での日々 |
12 | 西園寺公望と日本の政治の「死」 |
13 | 東條英機は爵位を欲していたか |
14 | 二・二六事件と牧野伸顕の決意 |
15 | 牧野伸顕と女婿・吉田茂の闘い |
16 | 宮中を揺るがした島津治子元女官長不敬事件 |
17 | 赤化華族子弟の秘密組織「ザーリア」 |
18 | 戦時下の貴族院―講話を説く議員たち |
19 | 敗戦―華族の終焉 |
20 | 華族は皇室の藩屏たり得たか |
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