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商品説明
一神教とは異なり、日本人にとって神は絶対的な存在ではない。山岳や森林をはじめ、あらゆる事物が今なお崇拝の対象となり得る。遠くさかのぼれば、『古事記』に登場する神々は、恋をするばかりか嫉妬もし、時に寂しがり、罪さえも犯す。独特の宗教観や自然観はどう形成され、現代にまで影響を及ぼしているか。「カムナビ」「ミモロ」などのキーワードを手がかりに記紀万葉の世界に分け入り、古代の人びとの心性に迫る。
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収録内容
1 | 序章 |
2 | 第1章 神と地名の古代学 |
3 | 第2章 原恩主義の論理 |
4 | 第3章 「モリ」に祈る万葉びとたち |
5 | 第4章 「カムナビ」と呼ばれた祭場、聖地 |
6 | 第5章 神の帯にする川 |
7 | 第6章 ミモロは人の守る山 |
8 | 第7章 畏怖と愛惜とい感情 |
9 | 第8章 人と天皇と神と |
10 | 終章 |