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商品説明
危機の時代に安吾が甦る!戦後、学生運動、冷戦終結、そして今日―危機の時代に安吾の文学は繰り返し甦り、読み直されてきた。常に危機的な状況で、自らの「生きる術」を書き付けてきた彼は、自明なものが消え失せ、不透明な未来を抱える現代の私たちに何を伝えるのか?
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収録内容
1 | 危機の時代と文学 |
2 | ファルスの詩学―坂口安吾と「観念」の問題 |
3 | ファルスは証言する―「風博士」論 |
4 | 坂口安吾と「新らしい人間」論 |
5 | 「バラック」と共同性―「日本文化私観」論 |
6 | 情報戦と「真珠」 |
7 | 空襲と民主主義―「白痴」論 |
8 | 「思考の地盤」を掘ること―「土の中からの話」 |
9 | 暴力と言葉―「ジロリの女」をめぐって |
10 | 法と構想力―「桜の森の満開の下」論 |
11 | 「トリック」の存在論―「不連続殺人事件」とその周辺 |
12 | 来たるべき文学 |