著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
花と、面白きと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり―。室町時代、能の大成者として以後の日本の芸能に大きな影響を与えた世阿弥。彼の遺した言葉は、能役者のための演技論にとどまらず、芸術という市場、そして人生という舞台を勝ち抜くための戦略論でもあった。「秘すれば花」「初心忘るべからず」「離見の見」など代表的金言を読み解きながら、試練に打ち克ち、自己を更新しつづける生き方の奥義を学ぶ。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 珍しきが花(能はコーディネーションの芸術 |
2 | 世界初の演劇論 ほか) |
3 | 第2章 初心忘るべからず(人生にはいくつもの「初心」がある |
4 | 「老いの美学」の確立 ほか) |
5 | 第3章 離見の見(「幽玄」とは何か |
6 | あらゆるものを幽玄に演じよ ほか) |
7 | 第4章 秘すれば花(循環する勝負の波をつかめ |
8 | 奥の一手を常に準備し続けよう ほか) |
9 | ブックス特別章 能を見に行く(写らないものが写る時 |
10 | ワキ正面から見る ほか) |
close