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商品説明
イスラーム法学者とは何者か。現イラン国家が宗教界とどのような結びつきを持っているのか、そのことがどのような意味を持っているのか、という点は、ほとんど無視されてきたといっても過言ではない。本書はその空白を埋めて、イランの政治・社会の実態を、宗教界との関係において明らかにする。宗教界との関係から見えた、イランの社会と国家体制の実態、そして変動の予兆。
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収録内容
1 | イランの国家研究としての宗教界研究 |
2 | 第1部 宗教界と社会(宗教界の史的展開とイラン革命 |
3 | 一般信徒の実践とイスラーム法学者の存在―感性の規律化と「楽しさ」の位相 |
4 | 聖者としての法学権威―現世利益と奇蹟 |
5 | 「学知」の再生産と法学権威事務所運営) |
6 | 第2部 宗教界と国家(ホメイニー指導体制下における国家と宗教界の関係 |
7 | 法学権威制度への国家介入と宗教界における「学知」の行方 |
8 | 権威主義体制化する宗教界 |
9 | イスラーム共和体制下における生命をめぐる法‐倫理関係 |
10 | イスラーム外交の転換―イデオロギー外交から文化外交へ) |
11 | 宗教界とイスラーム体制の未来 |