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商品説明
『全体性と無限』がもつ真の革新性を救い出す―これまで顧みられなかった理性論という観点から『全体性と無限』がもつ独自性に光をあて、主体論においてハイデガーと対峙し、いまなお影響力をもつデリダ的読解を糺す。“生きている”レヴィナス哲学を甦らせる変革の書。
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収録内容
1 | 甦るレヴィナス |
2 | 第1部 レヴィナスの現象学(『全体性と無限』の現象学的方法 |
3 | レヴィナスの思想は「他者」論か―『全体性と無限』第一部の役割」 |
4 | ブーバーとの対話) |
5 | 第2部 ハイデガーとの対決―主体・存在・真理(主体性の擁護―ハイデガーによる「主体」批判の後で |
6 | 存在と真理―存在だけしかないことがなぜ「悪い」のか) |
7 | 第3部 デリダへの応答―『全体性と無限』の理性論(他人(autrui)と“他者”(l’Autre)―“他人”を「理解」すること |
8 | 「自我への暴力」と「他者への暴力」―レヴィナスは「他者への暴力」を批判したのか |
9 | 「第三者は他人の眼を通じて私を見つめる」―「第三者」とは誰か) |
10 | 第4部 「現れざるものの現象学」とは別の仕方で(“他人”との対話と“他者”への愛 |
11 | 「転回」ではなく「深化」) |
12 | 「レヴィナス的倫理学」の可能性 |