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商品説明
言語は根元的に虚構であり、文芸の虚構はその延長線上に実現される。この根元的虚構論の立場から、「嘘と虚構のあいだ」「近代小説と自由間接表現」「第二次テクストと翻訳」「カルチュラル・スタディーズとの節合」「認知文芸学の星座的構想」「無限の解釈過程と映像の虚構論」「故郷・異郷・虚構」など未解決の課題に答え、横光利一・太宰治・村上春樹の小説、安西冬衛・谷川俊太郎・松浦寿輝の詩、今井正の映画について論じる。
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収録内容
| 1 | 根元的虚構論と文学理論 |
| 2 | 第1部 フィクションの諸相―根元的虚構論から(嘘と虚構のあいだ―言語行為と根元的虚構 |
| 3 | 虚構論と文体論―近代小説と自由間接表現 |
| 4 | 物語 第二次テクスト翻訳―村上春樹の英訳短編小説 |
| 5 | 表象テクストと断片性―カルチュラル・スタディーズとの節合 |
| 6 | 認知文芸学の星座的構想―関連性理論からメンタルスペース理論まで |
| 7 | “無限の解釈過程”から映像の虚構論へ―記号学と虚構 |
| 8 | 故郷 異郷 虚構―「故郷を失つた文学」の問題) |
| 9 | 第2部 フィクションの展開―詩・小説・映画(安西冬衛―『渇ける神』の可能世界 |
| 10 | 横光利一―非構築の構築『上海』 |
| 11 | 太宰治―第二次テクスト『新ハムレット』 |
| 12 | 谷川俊太郎―テクストと百科事典 |
| 13 | 村上春樹―“危機”の作家 |
| 14 | 松浦寿輝―詩のメタフィクション |
| 15 | 今井正―『また遭う日まで』のメロドラマ原理) |
