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商品説明
国家による冤罪事件として知られるフランスのドレフュス事件と日本の大逆事件。スパイの嫌疑を受けたドレフュスは最終的に無罪になったが、日本では幸徳秋水ら一二名が処刑された。両国の違いは、どこにあるのか?答えは、日本には「国家」はあるが「社会」はないことにある。今日も何ら変わっていないこの事実に抗い、「共に生きること(コンヴィヴィアリテ)」を実現するには?日本の未来に向けられた希望の書!
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収録内容
| 1 | 第1章 ドレフュス事件(「事件」の事実経過 |
| 2 | エミール・ゾラ―人間の社会的生の真実を見据え国家の虚偽を暴く者 |
| 3 | エミール・デュルケーム―近代実証主義社会学の創始者 |
| 4 | 国家の道具性と社会の人間性) |
| 5 | 第2章 永井荷風1―生い立ち～渡米～渡仏(洋行前 |
| 6 | アメリカ体験―真実としての普遍性への接近 |
| 7 | フランス体験―経験的普遍性の獲得:人間的生の現実、美、社会) |
| 8 | 第3章 大逆事件(「事件」の事実経過―幸徳秋水を中心に |
| 9 | 幸徳秋水―人間の社会的生の事実を見据え国家の虚偽を暴く者) |
| 10 | 第4章 永井荷風2―帰朝～大逆事件～太平洋戦争～敗戦(帰朝後の永井荷風とその時代―『断腸亭日乗』より |
| 11 | 社会と人間―永井荷風の社会思想) |
| 12 | 結論 日本「社会」(荷風の恥辱 |
| 13 | 国家、共同体、社会 |
| 14 | 日本国と日本社会 |
| 15 | 日本社会の不在 |
| 16 | 総括―日本社会の創造) |
