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商品説明
百姓から見れば、愛国心よりふるさと(在所)の田んぼや自然への情愛=愛郷心が土台にある。かつての農本主義者たちもその思想の出発点は愛郷心だった。それが国家主義に取り込まれていったのはなぜか。いまからの時代、まっとうな愛郷心で愛国心の押しつけを相対化することは可能か。そこに郷土とこの国の山河を守る道がある。
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収録内容
1 | 序章 私たちは「国民」になった(「国民」に誕生 |
2 | パトリオティズムとナショナリズム) |
3 | 第1章 「食料」の誕生(「国民」と「食料」 |
4 | 「消極的な」農の価値) |
5 | 第2章 「日本農業」と「専門家」の誕生(「日本農業」の誕生 |
6 | 農業の「専門家」の誕生) |
7 | 第3章 資本主義から農本主義へ(「農の原理」の自覚 |
8 | 「農の原理」を守る農本主義) |
9 | 第4章 百姓は自然とともに近代を撃つ(松田喜一の農本主義 |
10 | 「天地自然」を思想的な武器にする) |
11 | 第5章 農本主義者はどう生きたのか(橘孝三郎の生き方 |
12 | 権藤成卿の思想) |
13 | 第6章 農本主義の可能性(「農本主義」は死んではいない |
14 | 「新しい農本主義」の出立) |
15 | 終章 情愛のふるさと(生きものとの交感 |
16 | なぜ私たちは花に惹かれるのか ほか) |