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商品説明
1989年以降におこった大小さまざまな事象をもとに、犯罪、メディア、若者、音楽、写真、女性、アダルトビデオ、漫画などについて縦横に論じ、「平成」という時代を裏側から考察する。衝撃の日本文化論。
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収録内容
1 | 一九八九年論 |
2 | もがく仕種の可愛さこそが―「不快の快」時代の魅力的な身振りだ |
3 | 「死にたい」と「殺したい」のあいだ―「十七歳」の犯罪について |
4 | 全体化の虚偽、現代的自殺―入間市「ネット心中」事件について |
5 | 「稀薄」がキーワード 二十代はデュシャンの泉? |
6 | 人界を穿つ闇―三角みづ紀『オウバアキル』書評 |
7 | 境界が溶けてゆく―太陽肛門スパパーン『馬と人間』について |
8 | 一点に心を集めて小さくなってゆく―九〇年代後半のゆらゆら帝国について |
9 | ロボットと性 |
10 | 「小さな画面」の不如意を慈しむことについて |
11 | 写真都市彷徨 |
12 | 世界は一人の女の集約される |
13 | ネット時代の書簡 |
14 | ドキュメンタリーとしてのアダルト・ビデオ |
15 | 境界突破した身体がそれじたい境界化する―あとがきにかえて |