著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
植民地の記憶、奴隷制度、メスメリズム、フェミニズム、写真術などの歴史現象から生まれるダブル、その欲望と恐怖のなかにアメリカ的想像力の本質をみつめる。
関連記事
収録内容
1 | 第1部 サン=ドマングの影のもとに―建国期アメリカの黙示録的ヴィジョン(追憶と恐怖のカプ・フランセ―モロー・ド・サン=メリーとレオノーラ・サンセイが見たサン=ドマング |
2 | シンパシーと暴力・恐怖―チャールズ・ブロックデン・ブラウンにみる建国期アメリカのセキュリティ |
3 | 感受性の共和国―建国期アメリカの「誘惑」テクストを読む) |
4 | 第2部 メスメリズム変幻―アンテベラム期の諸相(“沈黙した身体”を視るまなざし―一九世紀視覚文化の一考察 |
5 | シンパシーとメスメリズム―ナサニエル・ホーソーンのセンチメンタリズム |
6 | もうひとつのアメリカ・ルネサンス―マーガレット・フラーとボストンの超絶主義的女性たち) |
7 | 第3部 アメリカスのなかで―帝国化する時代と他者へのまなざし(コロニアル・シアター―メアリー・G.ローウェルとピーボディ姉妹が見たキューバ |
8 | ベアトリスは「混血」か―「ラパチーニの娘」にみる人種混淆の恐怖) |
9 | 第4部 一九世紀末アメリカの不安と欲望―差異と位置の政治学(世紀末の神経衰弱―アメリカの自画像 |
10 | 帝国とユートピア―北極へのファンタジー) |