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商品説明
「歴史」や「国民国家」のような「大きな物語」(ビッグ・ブラザー)で自分の生を意味づけることができなくなった今。誰もが「小さな父」(リトル・ピープル)としてフラットに蠢くこの世界を、僕たちはどう捉え、どう生きるのか。「村上春樹」「仮面ライダー」「震災」を手がかりに、戦後日本の変貌とこれからを大胆かつ緻密に描き出した現代社会論の名著。
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収録内容
1 | 序章 「壁と卵」をめぐって―3・11から考える |
2 | 第1章 ビッグ・ブラザーからリトル・ピープルへ(村上春樹という特異点 |
3 | 機能の言葉 |
4 | ビッグ・ブラザーからリトル・ピープルへ ほか) |
5 | 第2章 ヒーローと公共性(ヒーローという回路 |
6 | 怪獣たちの“戦後” |
7 | 1971年のヒーローショー ほか) |
8 | 第3章 拡張現実の時代(「12歳の少年」から「つながりの社会性」へ |
9 | キャラクターの透明度 |
10 | コミュニケーションという疑似自然 ほか) |
11 | 終章 石巻のリトル・ピープル |