本/雑誌
『「いき」の構造』を読む (ちくま学芸文庫)
安田武/著 多田道太郎/著
1320円
ポイント | 1% (13p) |
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発売日 | 2015年04月発売 |
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商品説明
1930年の刊行以来、今日にいたるまで版を重ねる九鬼周造の『「いき」の構造』。「いき」という美意識の世界を哲学の言葉で分解し、直六面体の図形を用いて説明する面白さが、いまなお読者をひきつけるのだろう。本書はその名著を、日本文化に造詣の深い安田・多田の碩学二人が、遺された草稿や創作ノートを手がかりに、九鬼が前提としたであろう具体例を挙げて読み解く、という大胆な試み。『「いき」の構造』本文と対に引かれる春信の浮世絵や歌舞伎「お富与三郎」「篭釣瓶」「娘道成寺」の場面、落語「祇園祭」「首提灯」「棒鱈」のセリフ等々が、「いき」とは何かを、雄弁に語る。
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収録内容
1 | はじめに―浮かみもやらぬ流れのうき身 |
2 | 序説―色香に迷う |
3 | 「いき」の内包的構造―垢抜して張のある色っぽさ |
4 | 「いき」の外延的構造―趣味の幾何学 |
5 | 「いき」の自然的表現―「苦界」の女 |
6 | 「いき」の芸術的表現―模様・建築・音楽 |
7 | 結論―民族的存在の解釈学 |
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