商品説明
久保田万太郎(1889.‐1963)は、永井荷風を迎えて創刊された「三田文学」に処女作「朝顔」を発表してデヴュー。泉鏡花にも親炙した。その後、小説家、戯曲作家、演出家、俳人として活躍し、劇団「文学座」を立ち上げ、俳誌「春燈」を創刊し、大正・昭和の文壇・劇壇に一つの時代を築いた。没後五十年を越えて毀誉褒貶に満ちみちる万太郎の人間を語り、その戯曲、俳句、小説の魅力の精髄に追る。
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収録内容
1 | 1 万太郎の風景―戯曲十種(「釣堀にて」 |
2 | 「ふりだした雪」 ほか) |
3 | 2 万太郎探索(「釣堀にて」をめぐって―万太郎が自身の人生を透視した作品 |
4 | 「ふりだした雪」をめぐって―万太郎の境涯を投影した戯曲 ほか) |
5 | 3 万太郎の「四季」(久保田万太郎の「冬」の句 |
6 | 久保田万太郎の「春」の句 ほか) |
7 | 4 万太郎散策(久保田先生と私 |
8 | 「釣堀にて」と「ワーニャ伯父さん」―一九五一年、三越劇場にて ほか) |
9 | 5 万太郎の風景―小説十種(「市井人」・「うしろかげ」 |
10 | 「春泥」 ほか) |
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