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商品説明
古代ギリシアの「ノー・マンズ・ランド」とは何か?ハンナ・アレントが重視したこの領域は、現代の都市から完全に失われた。世界的建築家がアレントの主著を読み解きながら、私たちが暮らす住居と都市が抱える問題を浮かび上がらせ、未来を生き抜くための都市の姿を展望する。幸せに生きるためには、「権力の空間」に抗い、私たち自身の「空間の権力」を意志しなければならない。
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収録内容
1 | 第1章 「閾」という空間概念(“no man’s land”とは何か? |
2 | ポリスの空間構造、そして「閾」という空間概念 ほか) |
3 | 第2章 労働者住宅(アルバート館 |
4 | 労働者住宅の実験―親密なるもの ほか) |
5 | 第3章 「世界」という空間を餌食にする「社会」という空間(労働は労苦なのか生きがいなのか |
6 | 仕事の世界性 ほか) |
7 | 第4章 標準化=官僚制的管理空間(一円入札 |
8 | 権力は下から来る ほか) |
9 | 第5章 「選挙専制主義」に対する「地域ごとの権力」(「性現象」のための住宅 |
10 | 模範農場で卵を生む鶏 ほか) |