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商品説明
「田舎」をもたない人間が「里」をもつことは可能か。群馬県の山村・上野村に三〇年通い続けた著者が、念願の古い家を譲り受ける。そこで畑を耕し、四季折々、村人とかかわるなかで、現代人にとって里とは何かを考えていく。ほかに関連論文やフランスの山村のレポートなど三編を収録。
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収録内容
1 | 里の在処(冬の陽ざし―山里の空家 |
2 | 春の畑―無事な里 |
3 | 夏の猪―村人と動物たち |
4 | 秋の訪問者―山の道具屋 |
5 | 永遠の時空―野ネズミチュー太の正月 |
6 | 曲がりくねった道―結ばれていく社会 |
7 | 記憶の混乱―降りつづく雨 |
8 | 村の精神―里の可能性) |
9 | 多層的精神のかたち |
10 | 農村の継承と循環の系へのまなざし―守田志郎『むらの生活誌』解説 |
11 | いまフランスの山村では―中央高地・ラルザック地方の人々 |