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商品説明
言葉によって写し取ることのできない「在ること」の不思議が子どもの内に現れてくる瞬間。子どもの頃の記憶を蘇らせ、存在と非在、不生の神秘にやわらかに近づく。
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収録内容
1 | プロローグ 誕生の不思議 |
2 | 1 死の不思議から誕生の不思議へ(子どもの頃、死をどう感じていたか―子どもの頃の「死のイメージ」 |
3 | 本当は兄弟がいた―夭折した姉妹・生まれてこなかった兄弟) |
4 | 2 赤ちゃんはどこから来たか―誕生の謎(お母さんのおなかと赤ちゃん―赤ちゃんは出てきたのか、運ばれてきたのか、拾われてきたのか |
5 | 「僕は卵を産んだことがある」―少年ハンス(フロイト) |
6 | 生まれる前、僕はどこにいたの(M・クライン) |
7 | 精子と卵子の結合という「知識」―知りたいけど知りたくない) |
8 | 3 なぜ私を生んだのか―自分の出生・出生の偶然(出自とアイデンティティ―本当の父親ではなかった |
9 | 未生怨―なぜ私を生んだのか |
10 | 被投性と偶然性―気がついた時には、もう、いた |
11 | 出生性―始まりと感謝) |
12 | 4 生まれてこないということ―不生・未出現・潜勢力(ファラーチ『生まれなかった子への手紙』 |
13 | 「対象a」―『生まれなかった子どもへの手紙』を読む視点(1) |
14 | 「未出現」―『生まれなかった子どもへの手紙』を読む視点(2) |
15 | 「生まれてこない」という存在の仕方―「不生」(盤珪弾師)と「潜勢力」(アガンベン)) |
16 | エピローグ 自分が生まれてこないこともありえた―「自分がいる」ということ |