文学界 2015年6月号 【特集】 第120回文学界新人賞発表

*第120回 文學界新人賞発表
――外資系vs植物系!? 時代を射抜く受賞2作全文掲載

◆加藤秀行 サバイブ
外資系エリート男性2人と「主夫」の奇妙な同棲生活。
勝者なき資本主義の戦場をクールに生き抜く群像
◆杉本裕孝 ヴェジトピア
自分を植物だと認識する女性が受胎する時――
生殖と死が複雑に絡み合う夢幻の世界!

【選評】綿矢りさ・川上未映子・円城塔・吉田修一・松浦理英子

*新連載
◆槙田雄司 雌伏三十年 第一回 俺は悪くない
異能の人「マキタスポーツ」が本名で放つ、疾風怒濤の青春
漂流記!
*創作
◆島本理生 夏の裁断
「俺とやりたい?」‐‐悪魔のような男が私を翻弄する。新
境地を開く一八○枚
◆板垣真任 声がわり 文學界新人賞受賞第一作

*評論
◆日比嘉高 越境する作家たち‐‐寛容の想像力のパイオニア

*連載小説
◆宮本輝 潮音(ちょうおん) 第三回
◆金井美恵子 スタア誕生 第三回 『暗黒街の女』

*連載評論
◆松浦寿輝 黄昏客視(こうこんかくし) 第十八回
行路峻嶮(しゅんけん)
◆永井均 哲学探究 ‐存在と意味‐ 第十二回
◆若松英輔 美しい花 小林秀雄 第五回 鏡花とランボオ
◆伊藤比呂美 切腹考 第四回 先生が声を放る

*エセー
◆宮沢章夫 戦場のガールズ・ライフと、あの時代
◆さやわか ミネルヴァの梟の帰還
◆竹内康浩 深読み三一二研究室

...ほか