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商品説明
従来、江戸幕府の宗教統制は初期段階で寺院・僧侶をめぐる「統制」の基本線が完成し、近世を通じて固定化したと思われてきた。この通説を再検討すべく、仏教教団の組織と構造や「無本寺」寺院、寺元慣行などの実態を追究。越後や加賀などの事例をあげつつ、寺檀制度をめぐる虚実取り混ぜた「法令」やそれを含む情報の流通、通念の形成を解明する。
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収録内容
| 1 | 第1部 仏教教団の構造と制度(仏教教団の組織と構造―地域社会と僧侶集団 |
| 2 | 教団組織と寺院―無住契約・取上寺・移転寺 |
| 3 | 本末帳に載らない「無本寺」寺院―摂津国八部郡・再度山大龍寺 |
| 4 | 無檀・無本寺寺院の廃寺に関する法令 |
| 5 | 在地寺院と寺元慣行 |
| 6 | 近世の小城下町と寺社―越後・与板) |
| 7 | 第2部 近世仏教をめぐる通念と情報(寺檀制度をめぐる通念と情報 |
| 8 | 離檀に関する載許の流布 |
| 9 | 半檀家論の再検討 |
| 10 | 村単位の男女別寺檀制―東総の事例 |
| 11 | 加賀藩の改宗・寺替法令 |
| 12 | 一家一寺制法令再論 |
| 13 | いわゆる「宗門檀那請合之掟」―近世の寺院関係偽法令(一) |
| 14 | いわゆる「諸寺院条目」―近世の寺院関係偽法令(二) |
| 15 | 課題と展望) |
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