商品説明
テレビや雑誌などでレシピを紹介し、家庭の食卓をリードしてきた料理研究家たち。彼女・彼らの歴史は、そのまま日本人の暮らしの現代史である。その革命的時短料理で「働く女性の味方」となった小林カツ代、多彩なレシピで「主婦のカリスマ」となった栗原はるみ、さらに土井勝、辰巳芳子、高山なおみ...。百花繚乱の料理研究家を分析すれば、家庭料理や女性の生き方の変遷が見えてくる。本邦初の料理研究家論。
関連記事
収録内容
1 | プロローグ―ドラマ『ごちそうさん』と料理研究家(料理研究家誕生 |
2 | 主婦の時代の到来) |
3 | 第1章 憧れの外国料理(高度成長期の西洋料理―江上トミ、飯田深雪 |
4 | 一九八〇年代のファンシーな料理―入江麻木、城戸崎愛 |
5 | 平成のセレブ料理研究家―有元葉子) |
6 | 第2章 小林カツ代の革命(女性作家の時短料理術 |
7 | 小林カツ代と「女性の時代」 |
8 | カツ代レシピを解読する |
9 | 息子、ケンタロウの登場) |
10 | 第3章 カリスマの栗原はるみ(平成共働き時代 |
11 | はるみレシピの魅力 |
12 | あえて名乗る「主婦」 |
13 | 最後の主婦論争) |
14 | 第4章 和食指導の系譜(昭和のおふくろの味―土井勝、土井善晴、村上昭子 |
15 | 辰巳芳子の存在感―辰巳浜子、辰巳芳子) |
16 | 第5章 平成「男子」の料理研究家―ケンタロウ、栗原心平、コウケンテツ(レシピ本ブームの裏で |
17 | 男の料理『男子ごはん』開始 ほか) |
18 | エピローグ―プロが教える料理 高山なおみ(料理研究家とは |
19 | シェフ出身の高山なおみ ほか) |