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商品説明
援助国による被援助国への先進国モデルの移入から、各国文化の独自性認識のうえ両者が共に学びあう「協働」が導く開発へ―比較教育学における研究深化と相まって、いま転換しつつある国際教育協力による社会開発目標は、政府等によって推進される「万人のための教育」と、自律的個人の協力が必要な「持続可能な開発」との総合だ。そのために不可欠な地球的視野を持つ市民の育成をめざす「市民性の教育」を大きくクローズアップ。最新の理論と方法の包括的研究。
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収録内容
1 | 第1部 国際教育開発研究の理論的検討―比較教育学の視点から(政策科学としての比較教育学―国際教育開発研究における方法論の展開 |
2 | 比較教育学における開発研究の位置づけ |
3 | 途上国における能力開発と教育の役割―高等教育の国際協力を中心に |
4 | 途上国における教育政策評価と教育指標の活用 |
5 | 途上国の教育開発とジェンダー) |
6 | 第2部 持続可能な社会を実現するための「市民性の教育」(持続可能な開発のための教育(ESD)における「市民性の教育」 |
7 | EFAとESDの相互補完的な関係―カンボジアにおける「市民性の教育」の事例 |
8 | 平和構築のための国際教育協力に関する概念的考察―「権利としての教育」を考える |
9 | 国際協力リテラシーとグローバルな情報ガバナンス―東日本大震災の経験と防災教育のあり方 |
10 | 日本の教育改革と新自由主義―教育格差の拡大と市民性教育の可能性) |