商品説明
聾唖に苦しんだ一人の身障者として、「からだ」と「ことば」によってすべてを一から問い直した竹内敏晴。彼は、あくまで「前に出る」ことをやめない向日的な人でもあった。―演技レッスンによって劈かれる人間の可能性に向けて、人と人との出会いを演出し続けた「レッスンする人」の、生涯の全貌に迫る書き下ろし評伝。
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収録内容
1 | 第1章 竹内敏晴とその時代―あるいはなぜ、いま、彼を語るのか |
2 | 第2章 七八年/レッスン、あるいはエチュードの感触 |
3 | 第3章 存在論的な根拠―生い立ちと、その物語性について |
4 | 第4章 浦和中学と旧制第一高等学校 |
5 | 第5章 マイナスからの出発/戦後の連続性 |
6 | 第6章 ことばが劈かれたとき |
7 | 第7章 レッスンの検証としての湊川 |
8 | 第8章 拾遺 |