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商品説明
人間のもっとも古い伴侶にして身近な他者。古代叙事詩からルネッサンスの戯作、近代小説、SF、そして映画と漫画にいたるまで、犬のイメージの変遷をたどる。比較文学者にして愛犬家である四方田犬彦の、古今東西文学エッセイ集。
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収録内容
1 | ハーマン・メルヴィルを讃えて |
2 | 乞食の帰還―ホメロス |
3 | 二人の動物物語作家―シートンとロンドン |
4 | 孤独の友だち―ブニュエルとセリーヌ |
5 | 犬、人を襲う―鏡花、多喜二、ギャリ |
6 | 四つん這いになる―ドヌーヴと金石範 |
7 | 犬婿入り―『後漢書』と馬琴 |
8 | 冥府より来りて―グラス |
9 | 犬を人間にできるか―ステープルドンとブルガーコフ |
10 | 犬をどう名付けるか |
11 | 密談ピカレスク―セルバンテスとホフマン |
12 | 犬族から遠く離れて―パニッツァとカフカ |
13 | 東西名犬対決―『タンタン』と『のらくろ』 |
14 | 復員兵という名の野良犬―吉岡実と北村太郎 |
15 | 犬の眼でモノを見る―ジョイス、原将人、岡部道男、森山大道 |
16 | 文学的ジャンルとしての、犬の追悼 |
17 | 犬は人なり―谷崎潤一郎と川端康成 |
18 | 愛犬と闘犬―江藤淳と川上宗薫 |
19 | 法としての犬 |