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大東亜戦争敗北の本質 (ちくま新書)

杉之尾宜生/著

858円
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発売日 2015年07月発売
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仕様

商品番号NEOBK-1832577
JAN/ISBN 9784480068439
メディア 本/雑誌
販売筑摩書房
ページ数 222

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

なぜ日本は大東亜戦争に敗れたのか。情報・対情報・兵站の軽視、そしてそれを招いた科学的思考の欠如、日露戦争辛勝以来の組織の制度疲労がまず原因として挙げられる。だが数々の失敗を検証するなかで見えてくるのは、戦略がまったく欠落していたこと、そして何より失敗から学ばず、その失敗を「なかったこと」にしてしまう、帝国陸海軍の自己革新能力の劣化と喪失であった。戦史研究に長年携わってきた著者が、戦後七十年の今こそ、敗北の裏にあったものは何かを問いなおす。

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    収録内容

    1 第1章 情報と兵站(戦略と戦術
    2 情報・対情報とは何か
    3 兵站の重要性)
    4 第2章 開戦までの経緯(開戦前の日本の国力
    5 国力をどう判断したのか)
    6 第3章 「シーレーン防衛」破綻の原因(開戦前の船舶損耗見積
    7 会戦後の船舶損耗の実態
    8 シーレーン防衛失敗の理由)
    9 第4章 「白兵銃剣突撃主義」採用の誤り(「日露戦史」編纂過程における瑕疵
    10 『歩兵操典』の改訂に見る不可思議
    11 『戦役統計』による日露戦争の実相の検証
    12 その他の「典範令」の制定に見る帝国陸軍の硬直性)
    13 第5章 戦争指導の不徹底(開戦前の戦争指導構想
    14 「今後採ルヘキ戦争指導ノ大綱」
    15 希望的観測によるミス)
    16 第6章 ガダルカナル島への航空基地設定(初期侵攻作戦終了後の動き
    17 ガダルカナル島の戦い
    18 奪取失敗・壊滅から撤退へ
    19 陸軍の問題点)
    20 第7章 戦争末期の陸海軍の迷走(帝国海軍の隠蔽体質―海軍乙事件
    21 大戦略が欠落した陸軍―大陸打通作戦)

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