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商品説明
「材料七分に腕三分」という言葉が、料理の世界にあるという。これは、教育の世界でもいえることである。材料、つまり、教材の良し悪しが授業に大きく影響する。子どもの実態にマッチしたおもしろい教材を発掘できたとき、授業は成功したも同然である。わたしは、これまでに多くの教材を発掘し、開発してきた。その都度、いろいろな方法を使って開発してきたが、その中から有効だと思われるものを明らかにしたいと願った。つまり、「教材開発をするには、こんな考え方と方法でやれば、誰でもできる」という基礎的な技術を明らかにしたいと考えたのである。
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収録内容
1 | 1章 教材開発に必要な基礎技術(逆思考の訓練をせよ―思考のパターン化を防ぐために |
2 | 常に複数のテーマを追究せよ―怠け者にならないために |
3 | 現地主義をつらぬけ―禁断の木の実を食べるために |
4 | 本や新聞の読み方を工夫せよ―正確な情報をたくさん入手するために |
5 | 一人の子どもを思い浮かべよ―一人ひとりの子どもを伸ばすために |
6 | 見る目とセンスをみがけ―一つのものが多様に見える目をもつために |
7 | すべてのものを「師」にせよ―幅広い見方考え方を身につけるために) |
8 | 2章 教材開発のノウハウ(子どもを熱中させる「ネタ」研究―授業研究に欠けているもの |
9 | 授業に生きるネタ開発のポイント―子どもが追究するネタをさぐる |
10 | 子どもの中の教材を創りかえる―子どものくらしの中からネタを発掘する |
11 | 地理学習・こんな教材が子どもの目を開く―社会に目を開く教材には発展性がある |
12 | 時代順の歴史学習を疑う―歴史教材の見方が変わる |
13 | ニュースをネタにしあげる―新しい社会の動きを見る目を養うために) |
14 | 3章 子どもが熱中する教材の発掘例(教材をクイズにまとめる―クイズ形式で意欲化をはかる) |
15 | 4章 こんな素材をネタにしたい |