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商品説明
人間が神の知恵と愛に与るとはいかなることか―。近代日本のカトリシズムを代表する司祭・岩下壮一が、豊かな学殖と明晰さでキリスト教の真理を闡明した記念碑的名著。公教要理(カテキズム)の概説書としていまだ類例がないだけでなく、深遠で難解な神学は本書により日常の信仰の糧へと一変した。時に表出するプロテスタンティズムや近代哲学への峻烈な批判は、人間精神を主観性の牢獄から解放し、再び霊的実在へ開かんとする著者生涯の意図から発しており、それは神の恩寵の賜物=カトリックの信仰においてこそ実現すると説く。
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収録内容
1 | 宗教とは何か(宗教の必要 |
2 | 真の宗教) |
3 | 天主(神の信仰は宗教の根底 |
4 | 神を知る二つの根底 ほか) |
5 | 三位一体(認識の限界を超えて天啓へ |
6 | 三位一体はキリスト教の根本信条 ほか) |
7 | 創造と主宰(創造とは何か |
8 | 創造は全能者の業 ほか) |
9 | 天使(天使の創造 |
10 | 天使崇拝と迷信 ほか) |
11 | 人間(物界の創造とその意義 |
12 | 自然は人に神を語る ほか) |
13 | 原罪(人祖の堕落とその結果 |
14 | 人生の矛盾 ほか) |
15 | 御托身その1(救主イエス・キリスト |
16 | 救われし人類と神との関係 ほか) |
17 | 御托身その2(キリストの人性についての問題 |
18 | ギリシャ思想における肉体観 ほか)イエズス・キリストの私生涯(プロテスタント的聖書観の誤謬 |
19 | 高等批評に譲歩する新教徒の矛盾 ほか) |
20 | イエズス・キリストの公生涯(イエズスの受洗と聖役の準備 |
21 | イエズスの聖役の第一年 ほか) |
22 | 救世(御受難の物語 |
23 | イエズス御受難についての考察 ほか) |
24 | 御復活(復活は原始教会の根本信条 |
25 | 後復活の歴史的根拠 ほか) |
26 | 御昇天(聖書の記事 |
27 | 御昇天の意味 ほか) |
28 | 聖霊(聖霊のはたらき |
29 | 神は救いを強制し給わず ほか) |
30 | 公教会(Ekklesiampの語源の歴史 |
31 | 教会問題の所在 ほか) |